ヒイラギモクセイ

生け垣にいい樹木
中国原産のモクセイ科の常緑低木ギンモクセイと日本に自生するヒイラギの雑種とされている。
樹木の世界にも雑種があるらしい。
確かに葉はギンモクセイに似ていて縁にヒイラギのような鋭い鋸歯がある。
花期は10~11月。白い小さな花をつける。
鼻を近づけるとかすかに甘い香りがする。
ヒイラギやギンモクセイよりも葉が密になるため生け垣にはいい素材である。
植えた当初から緑の壁ができ、目隠しになる。
成長もさほど早くないため、プリペットのように年に何回も刈る必要もない。
ただ、カナメモチなどに比べて、少し固い感じがするのがあまり使われない理由か。
三苫にあるサンマリネールという住宅地ではトウネズミモチ、カナメモチ、プリペット、ヒイラギモクセイなどが生け垣で使われている。
できたときは街路に面したすべての家が生け垣で大変きれいな住宅街であった。
20年近く立ち、今はブロックやフェンスに変わったり、管理がうまくできずにやせ細った生け垣になったりしている。
いい散歩コースなのに残念だ。
やはり、生け垣などの人為的な緑は管理が重要だ。

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