露草 ツユクサ

宿根草。ツユクサ科。花期は9月で、可憐な花をつける。蛍を飼うときに籠に入れることから蛍草とも言う。また、花の形から「帽子花」とも言う。近縁の紫露草、紫御殿、常磐露草は外来種。紫露草や紫御殿は庭先で時々見かける程度だが、常盤露草はほとんど陽のあたらない林床に群生している。三苫海岸の常緑樹林や高宮の丘陵地の林床などで見かける。
露草の花をよく見ると、青紫の花びらの中に黄色の雄しべがよく目立つ。反対色で目立つようにできているだけでなく、適度に調和して大変美しい。自然界ではこの様な色彩調和をよく見かけることがある。自然界のリズムも法則を考えた知恵もどちらもすばらしい。

« 朝鮮朝顔 チョウセンアサガオ | メイン | 鳥兜 トリカブト »

 
トラックバック