ハナダイコンとハマダイコン

二つとも同じ時期に咲き始める。花期はハマダイコンの方が長く、6月頃まで咲いている。ハナダイコンはムラサキハナナ(紫花菜)ともいい、アブラナ科の一年草で中国原産の帰化植物である。ハマダイコンは多年草で大根が野生化したものである。肥料をやって畑で栽培すると再び大根になるらしい。名前からして、本来は海岸の砂地に生えていたのであろうが、最近は内陸部の道ばたや空き地にも咲いている。造園設計では、ハナダイコンは藩種で菜の花と一緒に使えば、黄と紫との対峙で面白いかもしれない。ハマダイコンは野趣を演出する花壇やボーダー花壇などに適しているがおそらく流通していないだろう。

ハマダイコン

ハナダイコン


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