12月も終わろうとしているのに、今年は例年に比べて暖かい。ネリネは年の暮れも近い12月の下旬頃まであざやかな花を見せてくれる。本来は半耐寒性球根でヒガンバナの仲間になる。この時期まで咲いているのは温暖化のせいかもしれない。ヒガンバナは葉に先立って花が咲くが、ネリネは花が咲く頃には葉が出ている。いずれも夏には葉がないのでグランドカバーとしては適さない。造園設計では、ネリネを芝生や低い地被類と混植するといい。花が少なくなった時期に鮮やかな色合いを提供してくれる。少し自然には反するが、寒い時期に暖かな色彩で心を和ませてくれる。ネリネの花にはそんな魅力がある。
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