イロハモミジ
繊細で日本を代表する紅葉の木
日本に自生するカエデ科の落葉高木。
本来は福島県以西に分布する。
京都の高雄モミジはこの種。
特徴は葉がやや小型で深裂し、裂片は5~7裂。実は下向きにつく。
ヤマモミジは葉がやや大きく、裂片が7~9裂。葉に大きく切れ込む重鋸歯があり、実が上向きにつくことで見分ける。
オオモミジとの違いは葉がやや大きく、裂片が7~9裂。鋸歯は揃っているが、裂片の中間が丸くふくらみ、実が上向きにつくことで見分ける。
しかし、違いは微妙でわかりにくい。
いずれにしろ水平に伸びる繊細な枝振りに特徴があるが、剪定を間違えると本来の樹形にはならない。はさみを使うと新芽がたくさんでて団子状になるため、枝を折るのが正しいとされている。
できるだけ枝を切らずに自然形で伸び伸びと育てることが基本だ。
ちなみに平尾の「松風園」にはイロハモミジをシンボルにした庭園がある。
都心なので紅葉は遅く、12月に入ってからがピークだと思う。
地を這うように大きく広げた枝ぶりが大変美しい。
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