ヤブコウジ

十両と呼ばれる控えめな植物
日本に自生するヤブコウジ科の常緑低木。小さいのに草本ではなく木本。
やはりこの時期になると実のなる植物がよく目立つ。
藪の中に生え葉や実がコウジ(柑子)に似ていることでこの名が付いた。
花期は7~8月。赤みがかった小さな白花が下向きに咲く。
11月には赤く熟した実を付ける。
実は慶事を祝う縁起物として使う。正月の松竹梅の盆栽などに飾られたりする。
このころに重宝されるのがマンリョウ(万両)、センリョウ(千両)、カラタチバナ(百両)である。
ヤブコウジは小さいためこれらと並ぶと十両といわれる。
実の美しさの問題ではなく単に背の高さの問題だと思う。

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