キズタ
日本に自生するウコギ科の常緑ツル植物。
常緑のためフユヅタとも呼ばれる。
林床をはい、樹木などに絡んで上にはい登る。
ナツヅタと違い吸盤ではなくひげ状の気根で張り付く。
そのため、平滑な面には登れない。樹皮の溝やタイルの目地などに張り付く。
花期は10~11月。不思議な形の花を咲かせる。
壁面などに、ナツズタ、ノウゼンカズラ、ノブドウ、スイカズラなどと混植すると四季折々に花や紅葉が楽しめる緑の壁ができあがる。
今、いろいろと研究されている、不自然に土を垂直に張り付ける緑化より優れていると思う。
垂直緑化はその資材を作るためにもエネルギーが必要であり、メンテナンスに於いてもたくさんのエネルギーを要する。
決してエコではない。やはり地に着いた緑がエコの基本だ。
そして何よりもその不自然さは美しくない。
甲子園球場やウィンブルドンセンターコートの緑の壁の方が数倍美しい。
コメントを投稿する