イタドリ

日本に自生するタデ科の宿根草。道端、土手などでよく見かける。
花期は7~10月。あまり美しくなく、造園設計には向かない。
しかし、山では崩壊地に最初に進入する植物である。
そのため、在来種の種子吹きつけ等によく用いられる。
最近、道路や法面緑化に種子がよく使われる。
しかし、イタドリを始め、エニシダ、ハギ類の種子は外国産がほとんどである。
厳密には日本に自生しているものと少し異なる。
種子吹きつけは特に山野で使われるものが多いため、地域の生態系を乱す可能性がある。
ワイルドフラワーで使われたオオキンケイギクが問題となっているが、種子による緑化は相当数の植物を生育させるだけに種の選定には特に注意が必要だ。
それにしても法面の緑化技術はかなり進んできた。
既存のモルタル法面も緑化が可能となった。
まだ、高木までは望めないが、アキグミ等の低木の群落であれば遷移が可能のようだ。
ネックは10,000円/㎡という価格である。


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