アオイ科の植物
ムクゲ
中国、東南アジア原産の落葉低木。
夏の代表的な花はアオイ科ということになっている。
ハイビスカス、ムクゲ、フヨウなどがその代表だ。
ムクゲは花期も長く7月~9月に咲いている。
一重や八重、花色も白~赤まで、多くの品種がある。お隣韓国の国花でもある。
一日花で夕方には凋落する。
代表的な「宗坦木槿」は茶花によく使われる。
宗坦が好んだ花なのかもしれない。別名「日の丸」とも言うらしい。日本的な色彩の花だ。
派手な中にもどこか控えめな感じがアオイ科の特徴か。
そのため、たくさん植えても「花の名所」にはなりづらい。
公園や庭の緑の中に数輪咲いて楽しませてくれる。そんな植栽に向いている。
フヨウ
中国、日本、台湾原産の落葉低木。花期は8月~10月。
花はムクゲよりも一回り大きい。
花の少ない時期にひときわ目立つ花だ。
「芙蓉の顔」と言い、昔から美人のたとえに用いられていた花らしい。
派手なだけでなく、艶のある美しさがあるところがいい。
モミジアオイ
花期は8月~9月、朝開き夕方にはしぼむ一日花。
花にモミジのような切れ込みがあるのが特徴。
派手な色合いは空を背景にしても大変目立つ。
ムクゲ、フヨウ等とともに茶花としても利用されるが、花が大きいせいか、一種入れが基本のようだ。
造園設計では和風、洋風、どちらの庭にも使える素材だ。
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