厚葉蕗(ツワブキ)

暖地の海岸沿いに自生している。特に博多湾の水辺に今の時期に咲いている黄色の花はほとんどがこの花である。名前は葉が厚く、山菜の蕗(フキ)に似ているところからきているらしい。半日陰の林床に咲くイメージがあるが、実際には海岸の陽が当たる場所にも育ち、10月中旬~12月中旬に花を咲かせる。

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グランドカバーとしても栽培されており、日比谷公園でも見かけた。

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実際には一面に群生しているのではなく、オニヤブソテツ、ハマヒサカキなどの他の植物と混在しているので普段は目立たないが、花の時期は遠方からでもよく目立つ。ガーデニング、日本庭園、公園、街路と様々な造園設計に利用可能である。

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