アカネ

日本に自生するアカネ科の宿根草。花期は9~10月。
よく見ないとわからないくらいの白い小さな花をつける。
林縁の日当たりのいいところに生えている。
一般的には、鑑賞という観点では全くの雑草である。
庭園にも使われない。茶花としても使われない。
しかし、アカネとは赤根で、太いひげ状の根が茜染めの原料となる。
また、薬用にも使われるらしい。
従ってこの花は雑草ではない。
雑草とはいまだ役に立つことが証明されていない草らしい。
しかし、すべての植物は何らかの形で役に立っている。
少なくても地球の酸素を作り出していると言うことだけでも役に立っている。
そうなると、雑草と言う定義自体意味がない。
そんなことを考えさせてくれる花だ。

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